役者になれっ!?
サービス業っていう現場はつくづく
舞台だなぁ~って、考えてしまう時がある
そんな時間は必ずと言って良いほど
父から聞かされた言葉を思い出します
あれは確か… 17年ほど前のことだったと記憶している
仕事を仕事として正面から向き合い
そのいろはを飲み込むことができずに
いつまで経っても鳴かず飛ばずの私に
言ってくれた言葉です
「商売人は、役者でもあり演出家でもある!」
「お客様を楽しませることであり、その席を仕切ることが飲食店を営む者の使命だ!」
「お客様の喜ぶ姿がその場で、リアルに感じとることがデキるという醍醐味がある!」
この話をしてくれた父の姿は今でも鮮明に記憶している
最近、自分自身が現場に立つ機会が増えていて
その時、無意識ながらも意識していることがある
全ての活動の中で様々な役割があり、
その役割を演じる事ができなくっちゃダメっ!
今回は特に飲食店をモデルに綴りますが
その場合、役割を大きく分けると経営と営業
そして、営業中のホールとキッチンで分けることができる
更に細かく作り手と洗い場、接客とパントリーなどなど
掘り下げたら、いくらでも出てきそう・・・
そうそう、上記をすべて統括する方も必要ですねっ!
っと、まぁ
それぞれの役割の演じ方を説明するのは
大変長くなりそうなので
次の機会にしますけど・・・(笑)
ある程度、どの役割でも共通していえること
私が日頃、現場に立つ時に気を付けている事やアンテナ…
(ってか、あくまで持論ですので、万人受けするとは言いませんよ(笑))
そのアンテナはどの様なものかといいますと
☑お客様との距離感と温度差
☑いつ如何なるときにも店舗の外から自分の立ち振る舞いが試されているという危機感
☑「おもてなし」を常に意識し考える
☑お客様の雰囲気から体調の良し悪しにあたりをつけ、その場に合った対応を考える
☑気にかけて欲しくないオーラを感じたら気をかけてない振りをする
そんな事を常に意識し活動をしております。
あと、忘れてはならない基準があって…
目の前のお客様が、もし自分であったとしたならば…
っと、いう感覚を常に持つこと
☑自分がやられたら嫌だなと思うことは絶対にしてはいけない
☑自分がおいしいと思えないものは絶対に出してはいけない
☑自分がうれし楽しく感じない事は押し付けてはいけない
って、基準があると数多くの選択肢の中で
間違ったチョイスをしなくて済みますよねっ!
飲食店である以上、おいしく食事ができて
あたり前の時代です。
キレイなテーブルに案内されて当然
あたり前の時代です。
あたり前を当たり前にやることは
至極とうぜんのことですが
もっともっと、大切なあたりまえが
「 おもてなしの心 」
おもてなしとは
裏表のない心でお客様を迎えるという事です
そして
お客様の創造する一歩先の気配りと心遣いです
お客様は食事を楽しみに
自分の大切な時間を満喫するために
お店に訪れてくれます
お客様の大切な時間をステキに演出するために
私たちが存在しているのです
しかし、私たちも人間です
誰だって気分の乗らないとき
ツラい想いを抱えているとき
そんな、どうしようもない時もあるでしょ
でもね
そんな、ツラい時にも
やらなきゃならない事は
やらなきゃイカンっ!
だってそうでしょ?
私たちの事情なんて、お客様には全く関係がないことだから
お客様は、食事を楽しみに来ている
お金という代価を払い
わざわざ、お店に足を運んで下さっています
その食事を楽しみ、満足のいくサービスを
受ける代わりの代価を置いていって下さるのです
そんな、ありがたいお客様に対して
自らの気分や体調の良し悪しだけで
おもてなしを放棄してはなりません
そんなの論外です
と、なると常日頃から
おもてなしとは何か…
自らの立ち振る舞いは、どの様に見えているのか…
自問自答しながら意識をしなくてはなりません
そして、その立ち振る舞いって
自分じゃ見えないでしょ?
だから、朝、鏡の前に立ったら
笑顔の練習をするんだよっ
どんな表情が最高の笑顔なのか練習するんだよっ
どんな口元?
どんな目つき?
顔全体の筋肉はどう動いているの?
そうやって、ひとつひとつ練習するのっ!
背筋が伸びているか
声のトーンに優しさを感じるか
ひとつひとつ確認するんだよっ!
あたまで分かっているだけじゃ
ダメなんだっ
身体全体で理解できてなきゃ
ダメなんだっ
だから、いつでも
お客様に向けてアンテナを張り巡らせ
お客様の最高のひとときを演出できる様に振る舞い
努力し、意識を高めることが次のリピートに繋がるんです
改めて考えると
人と人が関わるうえで
至極当然な人間関係の構築となんら変わらない
あたり前のことなんだけど
絶対に必要不可欠なんです
商売も
人付き合いも
基本はみんないっしょだということです
だから、ひとつひとつのテーブルを仕切れる様に
楽しんで帰って頂けるように
店の役者として演じることが必要なんだね(^^)
今日も飲食店に多くの笑顔があふれます様に…
岸野昌史
~~多くのラーメン店、飲食店に笑顔が溢れますように~~
飲食店経営の可能性を最大限に活かそう
たかがラーメン屋、されどラーメン屋...
ラーメン屋だからこそ出来ることがある!
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